CBR650R RH03の6か月点検を自主点検してみました。
自分の備忘録も兼ねてまとめてみました。
6か月時点で935kmでしたのでオイル交換とフィルター交換も実施しました。
因みに、1年点検はプロにお願いしようかと考えています。
使用した工具(新たに購入分も含む)は下のページにまとめています。
点検項目
CBR650R RH03の6か月点検には、どのような点検項目があるのかまとめました。
※素人がまとめていますので参考程度です。不安な場合はプロに見てもらう事が大事です。
※行っている内容も正しいかどうかも分かりませんので、自己責任でお願いします。
自分の手持ち工具で行える範囲と、目視で行える点検にしようと思い、私は☆の項目を実施しました。
※内容の全ては実施出来てないです
ステアリング装置の点検 | ステアリングステムの軸受部のがた | |
☆ | ブレーキ装置の点検 | ブレーキペダル、レバーの遊び、ブレーキの効き具合、ブレーキディスクとパッドとの隙間 |
☆ | 緩衝装置の点検 | サスペンションの連結部のがた、アームの損傷、ショックアブソーバーの損傷、オイル漏れ |
☆ | 走行装置の点検 | タイヤの空気圧、亀裂、損傷、異物、異常摩耗 |
☆ | 動力伝達装置の点検 | クラッチレバーの遊び、ドライブチェーンのゆるみ、スプロケットの取付状態、摩耗 |
☆ | 電気装置の点検 | バッテリーターミナル部の緩み、腐食 |
☆ | エンジンの点検 | 低速、加速の状態、エンジンオイルの漏れ、冷却水の漏れ |
☆ | その他 | マフラーの取付緩み、損傷、エンジンのかかり具合、異音、エンジンオイルの汚れ、量 |
各点検項目の説明
ステアリング装置の点検
ステアリングステムの締め付けボルト及びナットに緩みがないかをスパナ等で確認します。
トルク:103N・m
ジャッキ等でフロントタイヤを浮かして、フロントフォークをもって左右に振り「がた」が
無いかを確認します。
私はジャッキを持っていなかったので、確認できませんでした。
どこかのタイミングで、購入しようかと考えています。
ブレーキ装置の点検
ブレーキの遊び
後輪ブレーキペダルと前輪ブレーキレバーの遊びを確認します。
特に指定が無いので遊びがあればOKにしました。
ブレーキの効き具合
ブレーキ油圧系統にエアが混入していないかを確認しますが、
これは走行中に違和感があれば分かるのでバイクを手で押して、
リアペダルとフロントレバーのブレーキが効くかどうかの確認のみをしました。
この時にパイプ、ホース取付部に劣化、ひび、損傷、液漏れの兆候がないかを確認します。
ブレーキパッドの確認
最後に、ブレーキディスクとパッドの隙間を確認します。
フロントとリアでブレーキキャリパの構造が違うため、溝の確認方法が異なります。
フロントブレーキパッドの確認
フロントは、パッドの摩耗限界溝が無くなったら、パッドの摩耗限界なので交換です。
溝があるのでOKとしました。
因みに、ブレーキディスクの厚さは、標準値:4.5mm、使用限度値:3.5mmです。
リアブレーキパッドの確認
リアは、パッドの摩耗限界溝がブレーキディスクの側面に達したらパッドの摩耗限界なので
交換です。
こちらも溝はブレーキディスクの側面に達してないので、OKとしました。
因みに、ブレーキディスクの厚さは、標準値:4.8-5.2mm、使用限度値:4.0mmです。
緩衝装置の点検
フロントサスペンション
フロントブレーキをかけて、フォークを数回伸縮して、オイル漏れが無いか、
目視で損傷がないか、ゆるみが無いかを確認します。
リアサスペンション
リアクッションを上下に数回伸縮して、オイル漏れ、損傷、ゆるみなどが無いかを確認します。
走行装置の点検
タイヤの空気圧
フロントタイヤは250kPa、リヤタイヤは290kPaです。
タイヤゲージを使用して確認し異なる場合はエアーを入れる、
または抜いて指定圧力に調整します。
またタイヤは温まると空気圧が高くなることがありますので、
必ず冷えた状態で点検を実施します。
タイヤの摩耗と損傷
タイヤの全周に、亀裂や損傷、ひび割れ及び釘、石、その他の異物が刺さったり
かみこんだりしていないかを確認します。
タイヤの異常摩耗
タイヤの接地面が異常に摩耗していないかを目視確認します。
タイヤの溝の深さ
ウェアインジケーター(スリップサイン)で、タイヤ溝の深さを確認します。
サインが現れたときは直ちに交換します。
動力伝達装置の点検
クラッチレバーの遊び
クラッチがスムーズに動くかどうか、ハンドルを左右にきっても作動が重くないか
クラッチレバーの遊びが、10-20mmかを確認します。
遊びが上記範囲に入っていない場合は、ハンドル付近にある微調整用のアジャスターで調整します。
微調整で調整しきれない場合、クラッチ側で調整(主調整)します。
- クラッチレバー側のアジャスターで遊びを最大にする
- ロックナットを緩める
- 遊びが既定の範囲になるまでアジャスターで調整する。
- ロックナットを締め付け、クラッチレバーの遊びを確認する。
ドライブチェーンのゆるみ
チェーンの緩み(たるみ)が25-35mm内かどうか、滑らかに回転するかを確認します。
- トランスミッションをニュートラルに入れて、エンジンを停止する。
- 足場のしっかりした平坦地にサイドスタンドを立てる。
- 前後のスプロケットの中央を手で上下に動かし、チェーンの緩みが25-35mmの範囲内にあることを確認する。
- 車体を垂直にして、車体を前後に動かしてチェーンが滑らかに回転することを確認する。
※緩みが50mm以上の場合、絶対に走行しない!!
スプロケットの取付状態、摩耗
ドリブンスプロケット(後輪側)は見えていますので、そのまま歯部の摩耗や損傷、
角が丸くなっていないか等を確認します。
ドライブスプロケット(動力側)はカバーがありますので、取り外して確認します。
電気装置の点検
バッテリーを確認するにはシートを取り外す必要があります。
- リヤシートを取り外す。
- ソケットボルト×2本を取り外す。
- メインシートを後方にスライドさせて取り外す。
電源OFFなのを確認し、バッテリーターミナル部の緩みや腐食を確認します。
※感電注意
緩みがある場合は締め付けを行います。
腐食(白い粉)している場合は以下の手順で清掃します。
- バッテリーを取り外す。
- 腐食して白い粉が付いている場合は、ぬるま湯を注いで拭く。
- ターミナル部の腐食が著しいときは、ワイヤーブラシまたはサンドペーパーで磨く。
- バッテリーを取り付ける。
エンジンの点検
低速の状態
エンジンを始動して、暖気しアイドリングを行う。
アイドリング時の回転がスムーズに続くかを確認します。
アイドリング回転数:1,250±100min(-1)
加速の状態
エンジンを徐々に加速したとき、スロットル・グリップに引っ掛かりがないか、かつ、
エンスト、ノッキング等を起こすことなくスムーズに回転するかを
走行して確認します。
エンジンオイルの漏れ
シリンダ、クランクケース(オイルポンプ)、オイルクーラ、オイルホース、オイルストレーナ(
エンジンオイルドレンボルトやフィルター周り)等からオイル漏れがないか目視で確認します。
冷却水の漏れ
アイドリング状態で、ラジエータ、ウォータポンプ、ラジエータホース等から
水漏れがないかを目視で確認します。
また、ラジエータホースに損傷及び劣化がないか、かつ、ホースのクランプ類に
緩みがないかを目視で確認します。
その他点検
これは気になる所という感じだと思います。
エキゾーストパイプ、マフラーの取付の緩み、損傷、エンジンオイルの量、
冷却水の量等を確認します。
また必要に応じて、洗車や注油も行います。
冷却水は水平な所でエンジンを暖気運転した状態で確認します。
上限線と下限線の間にあるのが適切な状態です。
エンジンオイル量は以下の要領で確認・補給します。
- エンジンを始動し、3-5分間暖気運転を行います。
- エンジンを止め、2-3分間放置します。
- 水平な場所で車両を垂直に支えます。
- オイルフィラキャップ・レベルゲージを取り外し、きれいにオイルをふき取ります。
- オイルフィラキャップ・レベルゲージをねじ込まずに差し込みます。
- オイルフィラキャップ・レベルゲージを取り外し、オイルレベルを確認します。
- オイルレベルがレベルゲージの下限線近くか、それ以下の場合は推奨エンジンオイルを上限線まで補給します。
- 汚れている場合はエンジンオイルを交換します。
オイル交換
オイルが汚れていましたので交換を実施しました。
オイル交換で準備した部材や購入品の詳細は下記の別記事を参照して下さい。
準備した工具と購入した部材は写真のような感じです。
落としてへこんでますが、穴は開いてないので中身のオイルは無事です。
手順は大体ですが下記のようにしました。
- メンテナンススタンドで車体を浮かす。
- オイル受けを下に置く。
- ドレンボルトを外す。
- オイルフィルターを外す。
- 新品のドレンワッシャーに交換して、ボルトを元に戻し締め付ける。 (規定トルク:30N・m)
- 新品オイルフィルターのゴム部分にオイルを少量付けて元に戻し締め付ける。 (規定トルク:26N・m)
- 規定量のオイルを入れる。(オイルフィルター交換:2.6L、オイルフィルター交換無し:2.3L)
- エンジンを回して漏れ等が無いか目視確認する。
- エンジンを止め、オイルゲージでオイル量の確認をする。必要に応じて調整。
チェーン清掃
汚れていたので清掃を行いました。
準備したのものは写真のような感じです。
準備した部材や購入品等の詳細は下の別記事を参照して下さい。
写真を撮り忘れていますが、チェーンルブはホンダアクセスの「ドライチェンオイル(ホワイト)」を使用しました。
この純正チェーンの次はメンテナンスフリーに近い高級チェーンを付けてみたいです♪
とりあえずこの純正チェーンを大切に使いますけどね。
終わりに
私にはプロの経験と勘が無いので、素人が行う場合は非効率ですが各項目を細かく何度も見る事で、
不具合を見つけることが出来るのではないかと思います。
言ってもなかなか難しいので不定期にプロに見てもらおうとは思ってます。
とりあえず洗車くらいは頑張りたいです!!
それと点検しているとバイクへの愛着がさらに深まります♪
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