物置の検討
物置メーカーについて
物置の三大メーカである、「イナバ物置」、「ヨド物置」、「タクボ物置」の三社に絞って検討してみました。有名メーカーなら、品質に致命的な差は無いだろうという事と、ホームセンターで実物を見たり触れたり出来るので比較しやすいという曖昧な基準です。
各メーカーの大雑把な特徴は以下の通りです。
- 「イナバ物置」・・・堅牢、丈夫、長持ち
- 「ヨド物置」・・・高い耐久性、サビに強い
- 「タクボ物置」・・・上記2メーカーより低コスト
これらを頭の片隅におきながら、庭に置きたい物置を選定する為、詳細を確認しました。
イナバ物置
概要
「やっぱりイナバ!100人乗っても大丈夫」でおなじみのイナバ物置ですので、耐久性が高く丈夫というのを売りにしています。ラインナップも豊富で様々なシリーズの物置があります。大切な物を収納したい人には断熱材入りの物置「ナイソー」、すっきり収納したい人には「シンプリー」、たっぷり収納したい人には「NEXTA・with」等々、目的や用途に応じて分かりやすく選択出来るようになっています。
オプション
シリーズによって選べるオプションは変わってきますが、下記のようなラインナップとなっています。(総合カタログ Vol.59 2018~2019版より)
- ガラス窓・アミ戸
- 壁面扉
- 採光壁
- 小窓パネル
- 20cm換気扇取付用パネル・換気扇フード
- 通気パネル
- メッシュ付壁パネル(ダストボックス用)
- 窓下棚
- 棚下引き出し
- 結露軽減材
- フックパネル
- タイヤラック(扉裏部専用)
- 掛金(ステンレス製)
- 雨とい
- アンカープレートU・アンカープレートWC
- コンクリート用型枠
- 壁補強セット(ハイルーフタイプ専用)
- 高基礎仕様
- 梁中補強パネル
- シャッターケース
- シャッター補強金具
- 段差スロープ
- アルミスロープ
- 床用マット
- 棚板・棚支柱セット
ヨド物置
概要
「阪神甲子園球場」「さいたまスーパーアリーナ」など多くの金属屋根・壁の施工実績をもっており 、鉄を知り尽くした鋼板メーカーの「物置」との事で、材料からこだわり、サビに強い物置となっています。小型物置「エスモ」、中・大型物置「エルモ」、多目的物置で断熱構造の「ヨド蔵」等から、選択出来るようになっています。
オプション
シリーズによって選べるオプションは変わってきますが、下記のようなラインナップとなっています。 (カタログ 2018版 Vol.2より)
- 別売棚
- 大型棚
- トイセット
- 壁掛けフック
- 引き戸(側面専用)
- 結露低減材付屋根
- 庫内LED照明
- 換気扇用パネル(木枠付)
- FIX窓付パネル
- 換気ガラリ付パネル
- 小窓
- 内アンカーセット
- スロープ
- 床マット
- 床補強
タクボ物置
概要
上記2メーカーより、同規模の物置で比較すると、トータルコストが多少安くなる傾向にあります。小型物置「グランプレステージ」、中・大型物置「mr.ストックマン」、「mr.トールマン」等から、選択出来るようになっています。
オプション
シリーズによって選べるオプションは変わってきますが、下記のようなラインナップとなっています。 (小型・中型・大型物置カタログ 2019版 Vol.1より)
- 落下防止ガード
- 線材ポケット
- 連結金具
- 床保護マット
- 背面付属棚の追加
- 背面別売棚の追加
- 側面別売棚の追加
- 側面付属棚の追加
- ロフト棚
- サイド棚
- サイド扉
- 基礎カバー
- 吊下げフック
- 盗難防止バー兼シャッター補強棒
- ヘルメットハンガー
- たて樋(一本セット)
- 換気窓
- タイヤストッパー
- 換気扇用パネル
- 長尺物収納ハンガー
- アンカーボルトセット
- スロープ掛金セット
- サッシ窓(ガラス付)
- 自転車収納ラック
- 床セット(プラスアルファ用)
- 車止め棒
物置の比較検討
物置設置スペース
検討場所の寸法を測って、家のスペースの場合は大体ですが、
奥行×間口×高さ:「1.6m以内×5.0m以内×制限無し」
でしたので、 これを元に各メーカーの物置シリーズの絞込みを行いました。
物をたくさん入れたいので、最大サイズで選択しました。
イナバ物置は、中型物置NEXTAシリーズ「NXN-45S」
特徴
大きな特徴として、床の耐荷重が6000N/㎡、棚板強度が2000~2500N/㎡で、業界最高水準とのがあります。(2018年度現在)カタログには、女性のシルエットで棚に座る姿が載せてありました。
他の詳細はリンク先を参照して下さい。
1.優れた操作性・防犯性・安全性
2.滑りの良さがいつまでも
3.頑丈な床&棚板
4.収納力アップ
5.ほこり・雨水の浸入に配慮
6.右・左開き選択可能
7.棚調整は簡単
8.ユニバーサルデザインの把手
9.庫内の換気に配慮
10.サビに配慮
INABA SEISAKUSHO Co., Ltd. URL(https://www.inaba-ss.co.jp/monooki/lineup/D_NXN/index.html )
ヨド物置は、中型物置エルモシリーズ「LMD-2915H」

ヨドコウ LMD/エルモ LMD-2915H 物置 一般型 背高Hタイプ 『屋外用中型・大型物置』 エバーグリーン
特徴
大きな特徴として、サビに強く丈夫な床、上吊り扉方式なので掃除がしやすい、大きな取手で開閉がらくらくというところです。
他の詳細はリンク先を参照して下さい。
1.扉下レールをなくしてドラマチックにスムーズな扉の完成です
2.便利で安心な仮ロック機能
3.大きな取手「握りん棒」で開け閉めらくらく
4.好みに応じて右開きにも左開きにも
5.屋根まわりは雨筋のつきにくい「汚れんコーティング」
6.余裕の開口高さ
7.サビに強く、丈夫な床
8.前面に棚柱がなく、取付けや高さ調整が簡単な棚板
Yodogawa Steel Works, Ltd. URL(http://www.yodomonooki.jp/products/lumberroom/erumo/#point01 )
タクボ物置は、中型物置mr.ストックマンシリーズ「ND-2915」、「ND-3215」

タクボ物置 ND/ストックマン ND-3215 一般型 標準屋根 『屋外用中型・大型物置』 ムーンホワイト
特徴

大きな特徴として、吊り戸方式でベアリング入り戸車、かつ、 前後2枚の扉が連動して動くので、開閉がなめらかです。また、たて樋・軒樋が標準装備というところです。
他の詳細はリンク先を参照して下さい。
1.連動吊り戸だから、開閉が「軽い」「静か」「滑らか」
2.耐久性と滑りに配慮のアルミレール
3.「安心と便利の2ロックシステム錠」と「中から仮施錠を解除できるエマージェンシーノブ」
4.扉の開く方向を選べます
5.ほこりや雪・雨水の侵入を防止する安心の扉形状
6.安心のたて樋・軒樋付き
7.調節が簡単で丈夫な棚
8.結露減少型屋根
9.サビに強い高級焼付塗装
10.庫内空気を対流させる換気孔
11.便利なアルミフック3個付
12.電気を引きたい時のコードホール付
TAKUBO INDUSTRI CO.,Ltd. URL( http://www.e-ty.co.jp/seihin/exterior/ND/tokucho.html )
物置の決定と感想
当初は、よく分からないし、頑丈そうで長持ちしそうなので、有名なイナバ物置が良いと思い、「NXN-45S」にしようと思いました。でも一度決める前に、近所のホームセンターをまわり、実際に物置を触って確かめてみようと思いました。
イナバの物置は触ってみると、扉が厚く頑丈な感じです。評判どおり長持ちするという意見を聞きました。
しかし、あくまで私の主観ですが、仮ロック機構を指でつまんで回す、かつ、扉は取手を指で引っ掛けて開けるというのが、 物を持った状態では仮ロックと開閉がしにくいのではと感じてしまいました。手に持っている物を下に置けばいいのですが、なんせめんどくさがりなので・・・・。
また、日々の使用の中で掃除の事を考えると、吊り方式の方が楽ではないかと思いました。
そこで、私の中で比較対象がヨド物置と、タクボ物置になりました。
ここからも主観ですが、同じ吊り戸方式ですが、実際に触ってみて、タクボ物置の方が開閉が軽いと感じました。
沿岸部ならサビも考慮して、サビに強いヨド物置を選択していたのでしょうけど、私の地域ではその心配もありません。
さらに、タクボ物置は標準で 樋・軒樋 が付いているというのは、他の2メーカーがオプションなので、お得感がありました。
以上の理由から、私はタクボ物置の「ND-3215」に決めました。
今後の課題
物置は決まりましたが、実は庭にはでかい庭石がドーンと居座っております。(一部、隣家が写っていましたので、モザイク加工をしています。)

庭石の重さが約2トン程度あり撤去費用が何十万以上と掛かってしまうので、費用の面からそのままにしておりました。
庭石のせいで、選定した物置が置けないので、今回の物置設置計画に伴い、庭石をDIYで割ろうと決めました。次回は庭石をDIYで割る事についての記事を書こうと思います。
ちなみに、木の抜根は簡単だろうと思いDIYで行いましたが・・・
庭にはたくさんの木々がありました。
赤芽樫 (アカメガシ)や松、その他もろもろの木々ですが、これは業者に依頼し伐採してもらい、根はそのままで(切り株にのこぎりで、多数の切れ目を入れ、塩等を入れて枯らすようにしました)、それから3年ほど放置、今回の物置設置計画に伴い、費用削減の為DIYで行い、角スコップで抜根をしました。
木々の幹が20cm程であるし、枯れているので余裕だろうと思ったのですが、抜根は想像以上に大変でした。
木の根は横に広がるタイプと、下に伸びるタイプがあり、どちらも大変でしたが、下に伸びるタイプの抜根を角スコップのみでやるのは大変で、今思うと、無謀でしたね。
しかも木の柄の角スコップでは根を抜く為に負荷をかけ過ぎて、柄が折れてしまったので、金属の柄の角スコップを買うはめになりました。
この時に必要な道具を揃えればよかったのでしょうけど・・・。
私の場合は、すぐに欲しかったので、ホームセンターで購入しましたが・・・。
何も調べずに行ったので、下調べをしていればもう少し楽になったかもしれないと後悔しています。写真は撮り忘れました・・・。
作業は、5月に行いましたが、終了時には汗いっぱいで、ヘトヘトになりました。
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